〈家電アドバイザーが選ぶ〉省エネ 保温 電気ポット おすすめ6選!|年間の電気代の差も紹介

象印 優湯生 CV-GD22 キッチン家電
本コンテンツは当サイトが調査した基準に基づき記事にしています。販売サイトやメーカーより手数料を頂いており記事はPRが含まれます。

電気ポットの電気代は、保温の方式だけで年間5千円ほど差が出ます。保温温度と省エネ機能で6台を比べ、VE保温の機種を中心に順位を付けました。

この記事で紹介する保温と省エネで選ぶ電気ポット6選

順位 商品名 画像 ポイント 購入
1位 タイガー PIM-H220 タイガー 蒸気レスVE電気まほうびん PIM-H220 蒸気レスで年間221kWh Amazon楽天Yahoo!
2位 象印 優湯生 CV-GD22 象印 優湯生 CV-GD22 省エネ機能が3つ Amazon楽天Yahoo!
3位 タイガー とく子さん PIS-G220 タイガー とく子さん PIS-G220 停電でもエアー給湯 Amazon楽天Yahoo!
4位 パナソニック NC-BJ225 パナソニック NC-BJ225 コーヒー用の細い給湯 Amazon楽天Yahoo!
5位 タイガー PDR-G220 タイガー PDR-G220 2.0kgで軽い定番機 Amazon楽天Yahoo!
6位 COMFEE’ CKW-22SW07A1 COMFEE' 電気ポット CKW-22SW07A1 安くて4段階保温 Amazon楽天Yahoo!

保温と省エネで電気ポットを選ぶならVE保温がおすすめ

電気ポットの電気代は、お湯を沸かすときよりも、沸かしたあとの保温で大きく変わります。一日中お湯を置いておく使い方なら、まず保温の方式を見て、次に保温温度と節電タイマーを見ると選びやすくなります。

【保温方式】VE保温の電気ポットは年間の電気代が5千円近く安い

VE保温は、沸かしたお湯を真空断熱の魔法びんの構造で冷めにくくして、保温ヒーターの電気を減らす方式です。タイガーは「VE電気まほうびん」、象印は「VE電気まほうびん 優湯生」という名前で売られています。

数字で比べると差がはっきりします。同じ2.2Lでも、VE保温のタイガー PIS-G220は年間220kWh、ふつうのヒーター保温のタイガー PDR-G220は年間382kWhです。1kWhあたり31円で計算すると、1年でおよそ5千円の差になり、2〜3年使えば本体の価格差をほぼ取り戻せます。

【保温温度】70℃で保温できる電気ポットは電気代が下がる

保温温度は低いほど電気を使いません。緑茶やミルク作りなら70〜80℃で十分なので、70℃を選べる機種にしておくと、飲み物に合わせて電気代も下げられます。今回紹介する6台はすべて70℃の設定があります。カップ麺やコーヒーに使うときだけ98℃にして、ふだんは低い温度にしておく使い方がおすすめです。

【節電タイマー】夜と外出中に保温を止められる電気ポットがおすすめ

寝ている間や仕事に出ている間もずっと98℃で保温していると、そのぶん電気代がかかります。節電タイマーは、設定した時間だけ保温ヒーターを切っておき、時間がくると沸かし直してくれる機能です。朝起きたときにお湯が沸いているようにしたい人は、タイマーの段階が多い機種を選ぶと使いやすいです。

【容量】2〜3人の家庭なら2.2Lの電気ポットで十分

容量は大きいほど沸かす水の量が増え、電気代も上がります。2〜3人の家庭で、朝のコーヒーとお茶、夜のカップ麺くらいなら2.2Lで困りません。今回は省エネで比べやすいように、6台とも2.2Lのモデルにそろえています。来客が多い家や4人以上の家族なら、同じシリーズの3.0Lを選んでください。

保温と省エネで選んだ電気ポット おすすめランキング6選

年間の消費電力量、保温温度の段階、節電タイマーと省エネ機能の数で順位を付けました。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。

第1位 タイガー PIM-H220 蒸気レスのVE電気ポット

タイガー 蒸気レスVE電気まほうびん PIM-H220

タイガーの蒸気レスVE電気まほうびんの新しいモデルです。年間消費電力量は221kWhで、今回の6台の中ではPIS-G220とほぼ同じ一番少ない数字です。保温温度は70℃、80℃、90℃、98℃の4段階から選べて、蒸気も外に出ないので、省エネと置き場所の自由さを両方ほしい人におすすめの電気ポットです。

自分でも使ってみましたが、沸とう中にふたの上へ手をかざしても湯気が当たりません。食器棚のスライド棚に置いても、棚板が湿ったりしないのは助かりました。ボタンが大きくて文字も読みやすく、口コミでも「高齢の家族がすぐに使えた」という声があります。

気になるのは重さです。本体だけで約3.2kgあり、満水にすると5kgを超えます。毎回キッチンの流しまで持っていって水を入れるのは、正直ちょっとつらいです。ほかの5台より価格も高めなので、毎日長い時間保温する家ほど元が取りやすいモデルです。

第2位 象印 CV-GD22 省エネ機能が3つあるVE電気ポット

象印 優湯生 CV-GD22

象印のVE電気まほうびん「優湯生」の2.2Lモデルです。年間消費電力量は236kWhで、1位との差は年間でおよそ470円です。省エネモード、沸とうセーブ、節約タイマーの3つがあり、使い方に合わせて電気代を細かく削りたい人におすすめです。

保温は98℃、90℃、80℃、70℃に加えて、ヒーターを使わずに魔法びんの構造だけで保温する「まほうびん保温」も選べます。夜にお湯を使い切らずに寝る家なら、まほうびん保温にしておけば朝まで電気をほとんど使いません。節約タイマーは6〜10時間の5段階で、帰宅時間に合わせて沸かし直しのタイミングを選べます。

沸かすときは905Wのスピード沸とうなので、ほかのポットより早くお湯が使えます。ただし電子レンジやトースターと同時に使うと、家によってはブレーカーが落ちることがあります。口コミでは「機能が多くて最初は説明書を読まないと分からない」という声もあり、そこは割り切りが必要です。

第3位 タイガー PIS-G220 停電でも注げる電気ポット

タイガー とく子さん PIS-G220

タイガーの「とく子さん」シリーズの蒸気レスVE電気まほうびんです。年間消費電力量は220kWhで6台の中で一番少なく、電動給湯のほかにコードレスのエアー給湯もできるので、停電のときもお湯を出せる電気ポットです。

うちでは今これを使っています。決め手はエアー給湯でした。以前、台風で半日停電したとき、ポットに沸かしたお湯が残っているのに電動ポンプが動かず、カップ麺も作れなかったことがあります。PIS-G220は上のボタンを押すと空気の力でお湯が出るので、プラグを抜いて食卓に持っていっても注げます。夜に家族がお茶を飲むときは、ポットをテーブルに置いたままにしています。

保温の面でも差を感じました。夜11時に節電タイマーをかけて保温を止めておくと、朝6時の時点でもお湯は温かいままで、すぐに沸かし直せます。タイマーは5段階あり、帰りが遅い日と早い日で切り替えています。保温温度は70℃、80℃、90℃、98℃の4段階で、ふだんは80℃にしています。

安全面では、カラだき防止、転倒お湯もれ防止構造、チャイルドロックがついているので、小さい子どもがいる家でも置きやすいです。サイズは幅約21.9cm、奥行き約28.3cmで、2.2Lの電気ポットとしてはふつうの大きさです。

気になったのは2つです。1つはエアー給湯のボタンが固めで、何度も押すと指が疲れること。もう1つは、蒸気レスの仕組みのぶんふたの部品が多く、外して洗うのに少し時間がかかることです。それでも年間の電気代と停電時の使いやすさを考えると、2.2Lの電気ポットではいちばんおすすめできるモデルでした。

第4位 パナソニック NC-BJ225 コーヒー給湯の電気ポット

パナソニック NC-BJ225

パナソニックのマイコン沸騰ジャーポットです。真空断熱の構造で、年間消費電力量は90℃保温のときで約273.6kWhです。VE保温の3台よりは多いものの、ヒーター保温の5位よりは年間3千円ほど安くなります。

給湯量を2段階とコーヒー用から選べて、コーヒー用にすると細くゆっくりお湯が出るので、ハンドドリップをする人におすすめの電気ポットです。お好み温調で70℃、80℃、90℃から選べます。本体は約2.1kgで、今回の中では軽いほうです。

口コミでは「ドリップのためにケトルを別に買わなくてよくなった」という声が多く見られました。反対に、満水から沸とうまで約22分かかるので、朝に水を足してすぐ使いたいときは待たされます。

第5位 タイガー PDR-G220 本体が安い定番の電気ポット

タイガー PDR-G220

長く売れているタイガーのマイコン電動ポットです。VE保温ではないので、年間消費電力量は382kWhと6台の中で一番多くなります。そのかわり本体はVE保温の機種の半分くらいの価格で買えて、6時間の節電タイマーを毎日使えば電気代の差を縮められます。

以前うちで使っていたのがこのモデルです。正直、見た目はかなり昔ながらのポットです。でも本体が約2.0kgと軽く、水を入れに行くのが楽でした。湯沸かしのときの蒸気を従来の約1/3に減らした省スチーム設計で、壁のクロスが湿ることもありませんでした。

保温温度は98℃、90℃、70℃の3段階です。80℃が無いので、緑茶をよく飲む家だと少し不便に感じるかもしれません。夜だけお湯を使う、置き場所が狭いといった家で、本体の安さを優先するならおすすめの電気ポットです。

第6位 COMFEE’ 安さで選ぶ4段階保温の電気ポット

COMFEE' 電気ポット CKW-22SW07A1

COMFEE’の2.2Lマイコン電気ポットです。6台の中で本体が一番安く、それでも保温温度は70℃、80℃、90℃、98℃の4段階から選べます。湯量の選択、給水ロック、傾倒流水防止、空焚き防止もついていて、ふだん使いで困る機能はありません。

本体は約2.2kgと軽めで、口コミでは「白い本体がキッチンになじむ」「この値段で温度が選べるのはありがたい」という声が目立ちました。

正直に書くと、年間の消費電力量が公表されていないので、省エネの面ではほかの5台と数字で比べられません。VE保温でもないため、保温の電気代はヒーター保温の5位に近いと考えておくと安心です。2台目のポットや、事務所で日中だけ使うポットを安く用意したい人におすすめです。

6台の電気ポットの年間電気代はVE保温なら7千円前後

年間消費電力量に1kWhあたり31円をかけた目安です。VE保温の3台は年間7千円前後で、ヒーター保温の電気ポットより4千〜5千円ほど安くなります。

商品 年間消費電力量 年間電気代の目安 保温温度 蒸気レス 停電時の給湯
タイガー PIM-H220 221kWh 約6,850円 4段階 ○ ×
象印 CV-GD22 236kWh 約7,320円 4段階+まほうびん保温 × ×
タイガー PIS-G220 220kWh 約6,820円 4段階 ○ ○
パナソニック NC-BJ225 約273.6kWh 約8,480円 3段階 × ×
タイガー PDR-G220 382kWh 約11,840円 3段階 × ×
COMFEE’ CKW-22SW07A1 公表なし 公表なし 4段階 × ×

パナソニックは90℃保温のときの数字です。ほかの機種もメーカーの決めた条件での数字なので、実際の電気代は使う量や保温温度で上下します。

電気ケトルより省エネなのは? 何度も使うなら電気ポット

1日にお湯を使うのが朝の1杯だけなら、電気ケトルで必要な分だけ沸かすほうが電気代は安くなります。朝から夜まで何度もお湯を使う家なら、毎回沸かし直すより、VE保温の電気ポットで保温しておくほうが電気代も待ち時間も少なくて済みます。

目安は、お茶やコーヒーを1日に4〜5回以上飲むかどうかです。家族の誰かが在宅で仕事をしている、赤ちゃんのミルクを夜中にも作るといった家では、電気ポットのほうが向いています。

電気ポットの保温の電気代を下げるなら温度を1段下げるのがおすすめ

買ったあとの使い方でも電気代は変わります。いちばん手軽なのは、保温温度を98℃から90℃や80℃に1段下げることです。お茶を入れるなら80℃のほうが渋みが出にくく、味の面でも困りません。

ほかにすぐできるのは、使う量だけ水を入れることと、寝る前と外出前に節電タイマーを入れることです。電気ポットの中に水あかがたまると沸くまでの時間が延びるので、月に1回くらいはクエン酸で洗浄しておくと、保温と沸とうの電気代を余計に使わずに済みます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
Xリンク
タイトルとURLをコピーしました