山善 EGL-C1281 レビュー|1℃単位で温度を決められるケトル

山善 EGL-C1281 キッチン家電
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ハンドドリップを始めると、お湯の温度で味が変わることに気づきます。でも毎回温度計を差して、冷めるのを待つのは面倒ですよね。そこで使い始めたのが、山善の温度調節ケトル EGL-C1281です。

EGL-C1281は、50〜100℃を1℃単位で決められる0.8Lの電気ケトルです。コーヒーやお茶を決まった温度で淹れたい人なら、温度計なしで毎回同じ味に近づけられます。

ただ、保温中の温度の動きや、本体の熱さなど、使ってから気づいたこともあります。EGL-C1281を毎朝使って分かった良いところと気になったところを分けて書きます。

山善 EGL-C1281はどんな電気ケトルか

EGL-C1281は、山善の細口タイプの電気ケトルです。温度を1℃ずつ決められて、決めた温度で保温もできる、ハンドドリップ向けの1台です。前のモデルより設定できる温度の下限が50℃まで下がり、ふたも外しやすくなりました。

主なスペックはこちらです。

  • 容量は0.8L
  • 温度設定は50〜100℃(1℃単位)
  • よく使う温度をボタンに登録できるプリセット機能つき
  • 保温は最大60分
  • 消費電力は1200W
  • 水300mLが沸くまで約2分(メーカーの目安)
  • 本体の大きさは幅28.5cm、奥行18cm、高さ22.5cm
  • 本体の重さは約0.9kg
  • 電源コードの長さは0.7m
  • 空だき防止機能つき、本体を台から外して注げるコードレス出湯
  • 色はブラックブロンズ、グレージュ、ホワイトシルバーの3色

奥行が18cmなので、コーヒーメーカーを置いていたスペースにそのまま置けました。電源コードは0.7mと短めなので、コンセントの近くに置き場所を決めておくと使いやすいです。

EGL-C1281を使って良かったところ

いちばん良かったのは、決めた温度でお湯が止まるので、コーヒーの味が毎回そろうようになったことです。注ぎ口の細さと、沸くまでの速さも毎日使っていて助かっています。

EGL-C1281なら1℃単位でコーヒーの温度を変えられる

同じ豆を88℃と94℃で淹れ比べてみると、88℃では酸味が前に出て、94℃では苦みがはっきりしました。温度計を使っていたころは2〜3℃ずれるのが当たり前だったので、ボタンで決めた温度で止まるだけで味が安定します。

深煎りの豆は85℃くらい、浅煎りは92℃くらいと、豆を変えるたびに温度も変えています。1℃ずつ動かせるので、少し苦みを抑えたい日は2℃だけ下げて淹れています。

50℃から設定できて白湯やお茶にも使える

設定の下限が50℃なのは、細口ケトルの中では低いほうです。朝は60℃の白湯を1杯飲んでから、コーヒー用に温度を上げ直しています。

玉露のように低めの温度で淹れるお茶にも合わせられます。お茶を淹れる家族がいても、ケトルを2台用意しなくてすみました。

山善の細い注ぎ口でお湯の量を調整しやすい

注ぎ口が細く、ケトルを少し傾けるだけでお湯が細く出ます。蒸らしのときに粉の真ん中へ少しだけ注ぐ、という動きがやりやすいです。

レビューでも「ドリッパーのふちにお湯が当たりにくい」という声が多く見られました。満水の0.8Lでも本体は約0.9kgなので、片手で持ったまま2〜3分注ぎ続けても手首がつらくなりません。

300mLなら約2分で沸く

1200Wなので、マグカップ2杯分の300mLが約2分で沸きます。朝、豆を挽いているあいだに沸き終わるので、待っている時間はほとんどありません。

EGL-C1281で気になったところ

気になったのは、保温中に温度が少し上下すること、本体が熱くなること、水の量が外から見えないことの3つです。

EGL-C1281の保温は数℃下がってから温め直す

保温中は、設定した温度をずっとぴったり守るわけではありません。数℃下がったところでヒーターが入り、また設定温度まで上がる動きをします。レビューにも「90℃に設定してもしばらくすると下がって、再加熱される」という声がありました。

正直、1℃単位で決められるのに保温中は数℃動くのは、最初は少し気になりました。今は、注ぐ直前に表示を見て、設定温度に戻っているのを確かめてから淹れるようにしています。

沸かした直後は本体の横がかなり熱い

本体はステンレスなので、沸いた直後は側面を触ると熱いです。持ち手以外には触らないようにしています。小さい子どもがいる家は、手の届かない奥の位置に置くほうが安心です。

EGL-C1281は水の量を外から確かめられない

本体に水量の窓がないので、どれだけ入っているかは中をのぞいて確かめます。2杯分だけ沸かしたいときは、計量カップで量ってから入れるようにしました。

タッチパネルは濡れた指だと反応しにくい

操作部はタッチ式です。カップを洗ったあとの濡れた指で触ると反応しないことがあり、手を拭いてから押し直すことが何度かありました。ボタンの位置が分かりにくいという声もあるので、慣れるまでは表示をよく見て押すのがおすすめです。

EGL-C1281の使い方で迷うところ

迷いやすいのは、温度の決め方と保温の入れ方です。コーヒーを淹れるときの流れを番号で並べます。

  1. ステップ1 本体に水を入れて、電源プレートに乗せる
  2. ステップ2 電源を入れて、温度ボタンで設定温度を決める
  3. ステップ3 保温を使うなら、保温ボタンを押しておく
  4. ステップ4 表示が設定温度になったら、本体を持ち上げて注ぐ
  5. ステップ5 2杯目を淹れるときは、表示が設定温度に戻っているのを確かめてから注ぐ

毎日同じ温度で淹れるなら、その温度をプリセットに入れておくと、ボタンを押す回数が減ります。保温は最大60分なので、朝に淹れたあと昼まで置いておく使い方はできません。

EGL-C1281が向いている人と向いていない人

豆や茶葉ごとに温度を変えて、毎回同じ味で淹れたい人に向いている電気ケトルです。

向いている人 向いていない人
ハンドドリップで温度を変えて飲み比べたい 一度に1L以上のお湯を沸かしたい
白湯や低温のお茶もよく飲む 保温中も温度がぴったり変わらないことを求める
キッチンの置き場所が狭い 水の量を外から見て確かめたい
1〜2人分をすぐに沸かしたい カップ麺や鍋に一気に注ぐ使い方が多い

カップ麺や料理用にたくさんのお湯を一気に注ぎたい人は、注ぎ口の太いふつうの電気ケトルのほうが早いです。コーヒーやお茶用と割り切れば、0.8Lで足りなくなることはほとんどありません。

山善 EGL-C1281は温度で味を変えたい人のドリップケトル

EGL-C1281は、温度計を使わずにコーヒーやお茶の温度を1℃単位で決められる電気ケトルです。保温中に数℃動くことと本体の熱さを知ったうえで使えば、毎朝の1杯の味をそろえるのに困らない1台です。

50℃から設定できるので、コーヒーだけでなく白湯や低温のお茶にも使えます。ハンドドリップ用に初めて温度調節ケトルを買う人に、EGL-C1281はおすすめです。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
電山タケル (@DenyamaTakeru) on X
充電式のポータブル電源や充電式工具分野の専門アドバイザー。 特にマキタ、ハイコーキなどの充電式工具や屋外用のポータブル電源、発電機などの選び方など現役アドバイザーです。お気軽にお問い合わせください。
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